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妊娠・家族計画に関する遺伝相談

遺伝子検査で分かること

妊娠やご家族計画を考えるとき、
「子どもに遺伝する病気はないだろうか」
「家系に病気があるが影響するのか」
「年齢によるリスクはどの程度か」
と気になる方は少なくありません。

多くの赤ちゃんは健康に生まれますが、一部には生まれつきの体質や遺伝的な要因が関係する病気があります。遺伝相談では、不安をあおるのではなく、正しい知識をもとに将来の選択肢を整理し、ご夫婦やご家族が納得して進めるためのお手伝いをします。

こんな方におすすめです

  • ・家系に遺伝性疾患がある
  • ・親族に先天性疾患がいる
  • ・高年齢で妊娠を考えている
  • ・流産歴がある
  • ・不妊治療中で気になることがある
  • ・出生前検査について中立的に知りたい
  • ・子どもへの遺伝が心配

当院でできること

  • ・ご夫婦・ご家族歴の整理
  • ・妊娠前の遺伝相談
  • ・キャリア検査の説明
  • ・出生前検査の選択肢説明
  • ・他院結果のセカンドオピニオン
  • ・専門施設への紹介
1. ご家族に遺伝性の病気がある
ご家族に、「筋ジストロフィー」「血友病」「先天性難聴」「知的障害」「てんかん」「若くして発症する重い病気」などがある場合、遺伝形式を確認することで、次世代への影響を評価できることがあります。
関連遺伝子は疾患ごとに異なり、例として、
・DMD(筋ジストロフィー)
・F8 / F9(血友病)
・GJB2(先天性難聴)
・SMN1(脊髄性筋萎縮症)
・FMR1(脆弱X症候群)
などがあります。
2. 保因者(キャリア)検査
ご本人は健康でも、特定の遺伝子変化を持っていると、お子さまに病気が受け継がれる場合があります。
これを**保因者(キャリア)**といいます。
【代表例】
・CFTR:嚢胞性線維症
・SMN1:脊髄性筋萎縮症
・HBB:βサラセミア
・GJB2:先天性難聴
・PAH:フェニルケトン尿症
ご夫婦とも同じ病気の保因者である場合、お子さまに発症する可能性が高まる疾患があります。
3. 年齢と染色体の変化
女性年齢・男性年齢が上がると、一部の染色体異常や不妊・流産リスクが上昇することがあります。
【代表例】
・ダウン症候群(21トリソミー)
・18トリソミー
・13トリソミー
・性染色体異常
これは単一遺伝子ではなく、染色体の本数変化によるものです。
1. 出生前検査(NIPTなど)
妊娠中に胎児の染色体異常の可能性を調べる検査があります。
【NIPT(母体血による出生前検査)】
・超音波検査
・羊水検査
・絨毛検査
それぞれ、精度・時期・リスク・分かる範囲が異なります。
2. 流産を繰り返す
反復流産の背景に、ご夫婦いずれかの染色体転座
「凝固体質」「子宮要因」「ホルモン要因」
などが関係することがあります。必要に応じて染色体検査を行うことがあります。

遺伝子検査は、「将来必ず病気になる」「必ず健康な子が生まれる」「すべての異常が分かる」
というものではありません。

しかし、「家族歴の整理」「保因者かどうか」「子どもへの遺伝確率」「妊娠前にできる準備」「妊娠中の検査選択肢」を知るうえで大切な情報になります。

最後に、妊娠や家族計画において、遺伝の情報は「不安になるため」ではなく、安心して選択するための情報です。

迷ったときこそ、一人で抱え込まずご相談ください。
ご本人・ご夫婦・ご家族にとって納得できる形を一緒に考えていきます。

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診療時間:毎週土曜日 AM 9:00 ~ 12:00